「楽天お買い物マラソン」なるものをご存知でしょうか。楽天市場でお買い物をすればするほど楽天ポイント付与率がアップするという、不要な買い物を嫌う私が普段であれば絶対に参加しない購買意欲を煽るキャンペーンです。
今回コロナの影響で外出の機会が減ったため、18万円ほどの娘の電子ピアノ購入を検討していると最安値が楽天であり、ちょうどお買い物マラソンが開催されていました。
初めはキャンペーンに参加するつもりはなかったのですが、ひとつでも高額商品を購入しているとそれほど無理に買い物をせずにポイントを得られることが分かりました。
楽天お買い物マラソンの仕組み
楽天お買い物マラソンとは、通常よりもお買い物時に付与されるポイントが増える期間限定のキャンペーンです。開催時期は不規則ですが、最近はほぼ毎月、多いときは月に2回開催されることもあります。
具体的には、1店舗で買物をしただけだと付与されるポイントは1倍だが、複数店舗で1,000円以上の買物をするとポイントが2倍、3倍と増えていき、最大10店舗で買うとポイント10倍にもなるというもの。
このキャンペーンで抑えておきたいことは、以下の通りです。ここで勘違いがあると、効果的にポイントを得ることができません。
- エントリーが必要
購入後のエントリーも可
過去にはエントリー不要だったことがあり、間違えやすい - 既に購入済みの商品にも適用され、付与ポイントが倍増していく
- 付与される上限は10,000ポイントまで
- もらえるポイントは期間限定ポイントであり、有効期限は一月半
- 品数ではなく店舗数により加算される
同一店舗で複数回に分けて注文しても1店舗としてカウント - 1店舗ごとに1,000円以上(税込み)の商品を購入する必要がある
楽天スーパーポイントでの支払いもOKだが、クーポン適用後の金額が1,000円以上でないといけない
高額商品を購入していると、2店舗目の買い物金額以上のポイントが付与されることがある
前々からこのキャンペーンの概要については知っていたものの、不必要な買い物をするのが嫌なこともあってこれまでエントリーしたことはありませんでした。
キャンペーンにエントリーしたきっかけは、購入を検討していたYAMAHA Clavinova CLP-645の最安値(価格COM調べ)が楽天だったこと。
価格が最安値の税込み182,699円であり、かつ楽天ポイントが2万5千近く付与される。
さらに防音マットとピアノを拭くお手入れ用品まで付いているという、金額も内容も納得の商品です。
この商品を購入したことで、ポイント1倍は約1%にあたるため、1,826ポイントになり、2店舗目で1,000円の買い物をしたとすると、1店舗目で購入したピアノのポイントも2倍となり、1,826ポイントが追加で付与されます。
今回は譜面を楽天ブックスで購入することにしました。なぜなら、楽天ブックスを利用するとお買い物マラソンとは別に、0.5倍のポイントアップ特典がその月内の買い物に対して適用されるからです。
すると、1,826 / 2 = の913ポイントがさらに付与されます。
つまり2店舗目の楽天ブックスで1,000円ほどの楽譜を購入したことにより、 電子ピアノの購入分に対し追加で1.5倍の2,739ポイントが付与されることになります。
いくら不必要な買い物を避けたいと思ってはいても、これだけ付与ポイントが多いとさすがに抗いがたく、上限の1万ポイント、つまり5〜6店舗での買い物をせざるを得ません。
ふるさと納税もキャンペーン対象になる
また、ふるさと納税も楽天ポイントの付与対象になります。
画像の通り、10,000円の寄付をすることで付与されるポイントは2,836ポイントまで達しています。
このとき表示されるポイントは電子ピアノなどその前の買い物に追加で付与される分も含まれています。
この商品だけに付与されるポイントだけでなく、トータルで得られるポイントを表示するあたり、購買心をうまく煽るようできているなと思います。
なおこの時点の買物は5店舗目にあたり、10倍の内訳は以下の通りです。
- 楽天会員 1倍
- 楽天アプリ 0.5倍
- 楽天ブックス 0.5倍
- 楽天カード 2倍
- 楽天銀行+楽天カード 1倍
- お買い物マラソン 5倍
またふるさと納税を利用する場合は、異なる市町村であってもすべて1店舗としてカウントされてしまいます。もしこれが自治体ごとに異なる店舗としてカウントされたらすべてふるさと納税でポイントを稼ぎたいところですが、さすがにそうはいかないようです。
高額な商品の購入予定があれば楽天マラソンのタイミングで
今回の経験で、10万円以上の商品で最安値のショップが楽天にある場合は、楽天マラソンのタイミングで購入しようと思いました。
欲しい物が今は何もない、1,000円も使いたくないという場合、ふるさと納税を活用できる点は大きなメリットです。2店舗目としてふるさと納税を使い、3店舗目まで無理して買う必要はないのです。
無理にポイントを得ようとはしないこと
注意したいのは、もらえるポイントは期間限定のポイントであるということ。
キャンペーンの条件達成のために商品を購入したとしても、また短期間のうちにポイント消費のために商品購入を迫られます。
本当に必要であるものがない場合は、無理にエントリーしないようにしましょう。